2024.11.25

質問への回答⑤

この度はオンライン繊維産地ツアーや参加申込の際に、多くのご質問をいただきまして、誠にありがとうございました。

質問の回答を掲示いたしますので、ご参考にしていただけますと幸いです。(回答順不同)

 

Q25. 生地の選び方はどこから手をつけたらいいか教えてください。

A.

・取り扱いやすさ、素材の機能、風合い、コスト、縫製しやすさ等さまざまな選択肢があり悩んだ時には、何を作りたいのかを突き詰めると課題解決につながると思います。(株式会社明石スクールユニフォームカンパニー)

・制服となると、耐久性や色落ちなど品質面をクリアする必要があるので、まず選択肢が「ユニフォームとして適正か」という部分が重要になります。それは数字で管理できているのですぐに判断できると思います。それ以外ですと、自分が考えているデザインに沿った素材か(厚みや風合いなど)で選んでいます。(株式会社ジョア)

・たくさんの生地を見て触れ、そして生地に合った製品を考える事(株式会社襟立製帽所)

・デニムに関して言えば、シャトル織機で織られたセルビッチデニムは凹凸感が出やすいのが特徴で、生デニムは洗濯での縮率や捻じれが大きいためワイルドな表情になりやすく、自分でジーンズを育てたい方向けです。加工デニムは、縮率が安定して捻じれも少なく扱いやすいので一般向けです。また、革新織機で織られたデニムは、不良が少なく綺麗なフラットな表情が出るのが特徴です。そのような生地の特徴や特性を知ったうえで、用途に合った生地を選ぶのが良いと思います。(クロキ株式会社)

 

Q26. 繊維業の方々が店頭で商品を販売する仕事の人に求めることは何ですか。

A.

・デザインだけでなく、生地や縫製など作り手のこだわりをお客様に伝えて頂けると嬉しいです。(株式会社ベティスミス)

・商品に対して興味、関心をしっかり持って販売して頂きたいです。また、作る側としては販売される方自身が着たい、欲しい商品を作ることが重要です。販売員さんが欲しい商品であれば、必然的に接客の熱量も高く自信を持って販売して頂けます。(株式会社アイムス)

・商品を買っていただいたお客様に幸せを感じていただくこと。(株式会社総社カイタックファクトリー)

・商品の知識以上にコミニケション能力と人柄(株式会社襟立製帽所)

・店舗販売員はお客様個人に対面で接することのできる唯一の職種です。販売のプロとして作り手の想いを正しく伝えお客様に「感動」していただける接客術を磨き続けることが大切です。(株式会社ジャパンブルー)

・商品の知識以上にコミュニケーション能力と人柄(株式会社襟立製帽所)

・ひとつひとつ、こだわり・コンセプトを持った生地作りをしておりますので、深くご理解をいただき、十二分に魅力をお伝えいただけたら幸いです。(クロキ株式会社)

 

Q27. アパレルブランドなどの立ち上げで必要なことを教えてください。

A.

・企画デザイン・縫製・販売など、どのような事業を行うのか、また将来の計画や資金計画など、具体的な事業計画をしっかり立ててください。同業他社や協力をお願いする会社など、地元のステークホルダーと良好な関係を築くことが大切です。(倉敷市児島産業振興センター)

・どのような方にどのような製品を提案していくのかなど、ブランドのターゲットとコンセプトを明確にする必要があります。ペルソナ設定などしてみれば良いと思います。(株式会社アイムス)

 

Q28. 縫製する際に一番重視していることを教えてください。

A.

・品質・生産性・納期に偏りが出ない事、売り価格によって品位に差をつけない事(菅公学生服株式会社)

・地の目に気を付けています。地の目に対して膨らんだりだれたりするため、地の目をしっかり見て崩さないように縫製、アイロンをしています。(セロリー株式会社)

・丁寧に早くデザイン通りに仕上げる事です。(株式会社桑和)

・品質を下げないように丁寧に縫うこと(株式会社ベティスミス)

・流れ作業で、ミシン縫製出来る仕様になっており、売値に沿うお客さんに納得出来る品質で縫製が出来ているか。(角南被服有限会社)

・ご購入いただいたお客様に買ってよかったと思っていただけること。(株式会社総社カイタックファクトリー)