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開催レポート

2022年10月24日(月)から11月4日(金)まで、「繊博(SEN-I EXPO)」を開催しました。
今年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、オンラインによるバーチャル繊維産地ツアーを実施しました。
県内外から1,100名を超える学生の方々にご参加いただき、
岡山県内の産地のものづくりの魅力をご紹介しました!

参加者の声

繊維エキスポ 開催レポート
繊維エキスポ 開催レポート
繊維エキスポ 開催レポート
繊維エキスポ 開催レポート
繊維エキスポ 開催レポート
参加者の声
  • 今まで見たことのない仕事現場をオンラインで見学でき、働く方の詳しい説明も聞けて良かった。
  • 違う分野からでもこの業界で働いている方がいると知って、就職への意欲がわきました。
  • オンラインで気になった企業については、実際に見学してみたい。
  • 直接訪問する時間がなくても、産地の様々な企業を比較しながら見学することができた。
  • 各企業のSDGsへの取り組みが興味深かった。
  • オンライン開催で移動等の負担がなく、岡山県の産地のものづくりを知ることができる良い企画なので、学校のカリキュラムに入れ、継続して参加していきたい。
  • 昔からの技術を生かしつつ、世界を視野にものづくりを行っていることは素晴らしい。
  • やはり、働くとなると若手の声が参考になります。
  • local creators book やホームページ、3つの動画で企業のことを事前に知ることができてよかった。
  • 企業の方の言葉に励まされて、頑張ろうと思いました。
  • 年々バージョンアップされ、とても見やすくなっている。

質問紹介

たくさんのご質問ありがとうございました。皆様からいただいたご質問の中から一部をご紹介します!

㈱明石スクールユニフォームカンパニー

学生服は少子化の影響で縮小していると思います。学生服製造以外に展開している事業はありますか?

学校制服以外では、メディカル分野(看護服、介護服など)を約10年前から手掛けるなど幅広い分野で事業を行っています。しかし、あくまでもメインは学生服ですので、それ以外も少しずつ広げていこうとしているところです。今後は異分野と手を組みながら新しいことに挑戦していきたいと思っています。

入社後はまずはどのような業務につきますか?

自分の要望や適性によって、パタンナー、縫製、グレーディングなどの担当が決まり、アイテムごとに分かれて先輩について仕事をするようになります。2~3年で独り立ちできるようになります。入社後にまず一般的な研修を行い、その後各部署に合わせた研修を行います。

アパレル業界の就活の時にやっておいた方が良いことはありますか?

パタンナーなどの専門職を目指される場合は、今学ばれている学業に励んでいただく。例えば資格取得に向けて努力していることや結果が出ていれば頑張ったんだと評価されると思います。ただそれがそのまま社会で生きるかというとそうでないかもしれないので、職場に応じた部分は変わってきますので入社後はひたむきに頑張る素直さを持って入社いただくのが大事かと思います。 必要な技術や知識は、入社後に必然と身についていくので、学生のうちに出来ることをたくさん経験して、学べるだけ学んで社会人になって活かしていけたら良いと思いますので、今できることを精一杯やって下さい。

私服登校の学校がある中で、制服の魅力は何だと思われますか?

私服は自由さが魅力と思いますが、制服は利便性や機能性、経済性があり、制服を着ることで気持ちを切り替えられるという面もありますので、学生の本分である学業にも切り替えの一つのアイテムにもなるなどの魅力があります。

入社して良かったと思うことは何ですか?

(パタンナー)私は、入社2年目ですが、入社時は制服のことは何もわかりませんでしたが、2年間仕事をして感じたことは、出来る出来ないの判断であったり、様々なデザインがあったり、いろいろな体型の子供がいたりということで、服作りに関して細かなところを正確に学び作ることが出来る様になれたので、このまま学び続ければ、いずれはひとりでも頑張れば服が作れる位成長できると感じられる会社だなというところです。 また、社内で、織、ニット、ミシンなど各分野についての専門の講師から学ぶことのできるセミナーがあり、無料で自由に受けることができるところも魅力です。 (総務課)自社が作っている制服を自分の子供が着ていることです。また、倉敷の繊維業を代表する学生服メーカーであり、県外の取引先に行ったときにも「あの倉敷の制服メーカーさんですね」と知名度も高く、地場産業を盛り上げている仕事に関わっているんだと実感できるところです。

菅公学生服㈱

インターンシップは実施していますか。

ご質問頂きありがとうございます。インターンシップは毎年実施しております。ぜひ参加ご検討頂ければと思います。年度によって変動はありますが、8月、11月、2月ごろを目安に計3コースのインターンシップをオンラインにて実施しております。今後社会情勢を加味しての判断とはなりますが、対面形式でものづくりの現場をより詳しく知れるような機会も設けられたらと考えております。詳細は弊社採用サイトおよびマイナビサイトに掲載しますので、ご確認くださいますようお願いいたします。

学生服は少子化の影響で縮小していると思います。学生服製造以外に展開している事業はありますか。

ご質問頂きありがとうございます。おっしゃる通り少子化の影響に伴い学生服市場は縮小傾向となっており、学生服以外の商品・サービス、具体的には学校向けコンテンツ(教育ソリューション事業)の開発に力を入れて進めている状況です。ただ私たちはユニフォーム文化のあり方を提唱することを使命にしている会社です。よって現在は制服や体操服といった商品に限らず、子どもたちや学校、先生方が抱えている課題を解決出来るようなソリューションを提供することで学校に無くてはならないパートナー企業になることを目指しております。

作るときに洋服と学生服の違いを感じたことはなんですか。また、こだわっていることはありますか。

ご質問いただきありがとうございます。学生服は3~6年間着用出来る服という点が一般の服と大きく違う点です。素材が型崩れしないように加工していく、着用していく中で破れなどが起きない様になど、3年間安心して着用してもらえる服を作るというところが学校制服ならではのところと考えています。

仕事のやりがいは何ですか?

ご質問ありがとうございます。人によって異なる部分かと思いますがものづくりに携わる人間として一つ一つの業務、作業、パーツが制服という形になって、それを生徒さんたちが着用しているのを目にしたときには、本当に誇らしく思います。自分の仕事が役に立っていると実感できますし、本当に嬉しいです。

営業職と生産職は全く別の採用となりますか?

ご質問ありがとうございます。職種は違っても同じ採用窓口・選考方法となる場合、職種ごとにそれぞれが異なる場合、どちらもございます。ただ新卒採用・就職活動においては別採用となる場合が多くなります。詳細は弊社採用サイト、マイナビサイトに記載しておりますので、ぜひご覧ください。

採用時の配属先は希望がどのくらい通りますか?

質問ありがとうございます。職種によって異なる部分はありますが、配属希望を⑴職種⑵勤務地の2つに分けて考えた場合、80%程度はどちらも、15%程度はどちらか片方が叶っている。5%程度はどちらも叶っていないといった具合かと思います。会社として基本的にはご本人の希望をかなえられるように、と考えておりますがご本人の興味関心領域以外にも適性や能力、組織の人員配置等も鑑みて総合的に判断させて頂いております。

㈱トンボ

学生服は少子化の影響で縮小していると思います。学生服製造以外に展開している事業はありますか。

制服のほかに、体育着、サッカーやバレーボール、マーチングバンドといった部活動向けのウェアの企画製造販売もしています。また、介護分野では、介護士や介護される側のウェア、メディカル分野では、看護師や理学療法士向けのウェアなど制服づくりで培ったノウハウを活かして様々なユニフォームを展開しています。

私服登校の学校がある中で、制服の魅力は何だと思われますか?

学校に対しての帰属意識を芽生えさせたり、団結力を持たせたりする効果もあります。また、服装で個人差がでないところも良いところとされています。その他にも、公私の区別もはっきりつき、冠婚葬祭のフォーマルに着用出来るなど様々な魅力やメリットを持ち合わせています。

デザイナーとして、日々どんな努力をされていますか。アイデア力を養う方法などはありますか。

自分のいる企画部署内だけで考えることはしないようにしていて、営業の方、生産の方いろいろな方々の意見を聞きチームワークを大切にするようにしています。また、普段から学生服を着ている方を見掛けると、必ずチェックしていますね。

最初の打合せから、完成までどの位の期間がかかりますか。

お客様によっていろいろですが、だいたい一年位です。まず最初に業者選定で学校様に向けてプレゼンをします。選ばれれば、提案した商品のヒアリングを行い、学校様の要望も取り入れながらサンプル作成を繰り返し、最終決定まで持っていきます。サンプルは10着近く作ることもありますが、長い期間着用される製品でもありますので、パターンや素材選びの中で少しでも改善できる様サンプルを作っていき、製品が最終的に着用される生徒さんのところに届くときには、より良いものが届くようにという思いで皆で作っています。

女性社員に向けた働きやすい支援は何かありますか?

子供さんが4年生になる前まで、育児短時間勤務ができる制度があります。朝、子供を送り出してから出勤できる制度が整えられています。

入社しようと思った決め手は何ですか。また、入社して良かったと思うことは何ですか。

まず、学生服が好きだったことから、学生服メーカーで働きたいと考えて、会社説明会に参加した時に、他社に比べてトンボの人がすごく温かい感じがしたからです。実際入社してからも、分からないことがあれば先輩社員の方が丁寧に教えて下さるので、トンボに入社して良かったなと思っています。

㈱ジョア

ユニフォームを作るにあたって、デザイン性で気を付けていることを教えてください。

オフィスで働く女性だけではなく、受付やサロン向けの制服をおつくりしているので、女性のシルエットを非常にきれいに作ることを重要視しています。サイズの展開も幅広いので、サイズの大きい方でもきれいに着ていただけるようなシルエットづくりを大切にしています。また、仕事でのリサーチはもちろんのことプライベートで出かけるときなど働いている女性を見る機会を増やし、その中でデザインになりそうなアイデアを沢山蓄積していくことを普段から心掛けています。

スタイルを綺麗に見せるためのデザインにはどのようなコツがありますか?

例えばワンピースの切り替えの位置や、パネルラインの入れ方ひとつで非常にウエストがくびれて見えるかどうかが違ってきますので、そういう細かい部分の微調整でどんな方でも細身に見えるように研究しています。サイズはゆったり着心地良くしていますが、切り替えラインや生地のバイヤス使いなど細かいデザイン要素で、細く見えるように工夫しています。

ユニフォームを作るにあたって、一番苦労する工程を教えてください。

デザインの構成でいくと、今の市場やマーケットにマッチしているかというのは重要になってきています。単純に見た目だけではなく、サスティナブルな要素であったり、ジェンダーフリーなど女性の意識の部分であったり、企業様の意識の部分を取り入れた制服づくりを行っています。デザインだけでなく、使用する素材であったり、パンツとスカートの両方の組み合わせができるデザインを考えたり幅広く大変ですが、楽しみながら仕事をしています。また、パターン作成では、デザイナーが作ったデザイン画を出来るだけ忠実に落とし込む様にしています。9号のマスターパターンだけでなく5~25号まで幅広くサイズ展開しているので、どのサイズの方が着てもシルエットがきれいに見えるように心掛けています。

やはり基礎がしっかりしてなかったら、厳しいですか?

部署に関わらず、入社後にひと通り全部署の研修をしています。まずは受注やお客様対応研修を行って、その後、各部署をまわって最後に事務所に戻って仕事をしていきます。社内の互いの業務を理解したうえで、それぞれの業務に取り組むようにしています。

御社ならではのこだわりはありますか?

商品面でいうと素材から開発しているところで、素材メーカーさんに協力頂いてオリジナルですべての素材を開発しています。糸一本の入れ方であったり、ラメ糸を入れるかどうかであったり、細かいところから打合せをし、何度も試作しているので、完全なるオリジナル素材を使った制服になっています。

セロリー㈱

入社後の配属が気になります。新入社員はどのような業務に関わるのでしょうか。

デザイナーについては、商品開発部で先輩方にフォローしてもらいながら簡単なデザインのアレンジから始めます。その他の営業、生産、生産管理、総務、経理などは、適性に合わせて配属が決まります。

サスティナビリティへの取組みはありますか?

再生ポリエステルを使用した製品がありまして、お客様が着用していたユニフォームを回収して、そこからもう一度糸にして、製品にする取り組みをしています。その他には、ユニフォームのレンタルシステムや清掃活動などにも取り組んでいます。

なぜ、この会社に入社しようと思ったのですか?

もともと学生服や軍服など制服が好きでレディースオフィスユニフォームというとあまり想像がつかなかったのですが、制服メーカーというところに興味を持ったので入社しました。入社してみると、制服と言ってもジャケット、ベスト、スカートなどだけではなく、ポロシャツなど様々なアイテムをデザインすることが出来るのでとても楽しいです。

一番大変だったことはなんですか?

専門職:一般アパレルとは違い、ユニフォームならではの条件があり、それを考慮しながら製品づくりしていくことに入社当時はなかなか慣れなくてすごく大変でした。

総務職:学校では習っていない社会制度等についてゼロから勉強していくのが大変でした。

会社で働いていて良かったと思うことは何ですか?

また、もともと服が好きで入社したのですが、ここまで長く務めることが出来ているのは、職場環境です。ワークライフバランス等は充実しているので、働きやすい環境で働かせていただいています。具体的には、育児休暇、復帰後の時短勤務などの制度整備はもちろんのこと実際に使用できる環境にあるので、働きやすいと思います。

㈱アイムス

パタンナーの仕事について教えて下さい

パタンナーといえば一般的には、洋服の型紙を作る仕事ですが、弊社では、パターン作成の他にサンプル用の縫製仕様書の作成、工場への指示出し、縫い上がりの確認・修正(必要に応じて)、付属選びという細かいところまでさせてもらっています。縫製を理解していないと、縫えるパターンが作れない場合が多々ありますので、学生の間に出来る限りパターン、縫製の両方の知識を身に付けて頂けると入社後に即戦力になると思います。

アイムスならではの縫製方法やパターン作成の方法などありますか?

弊社は、大きい工場ではないので、その分クイックな仕事が出来ます。一人が様々な工程を担当していますので、例えば、企画からサンプル縫いもかなりのスピードでできるところも強みと思います。ちょっとした修正も現場で話し合って、すぐに対応できますので、一つの商品の出来上がりがすごく早いです。また、パターンに関しては、手引きのパターンを元に作成しているので、CADだけでは表現できないカーブなど細かな部分に配慮したパターンになっていると思います。

技術はどのようにして身につけるのですか?

ひと通りを経験するには4~5年かかると思いますが、年数ではなく、どんな仕事でも情熱をもって取り組めば早く身に付けることが出来ると思います。やらされてるという気持ちでしていると上達も遅いのではと思います。

洋服以外のものも作っているのでしょうか?

ペット用品では、ドッグウェアのほかにリードとか首輪なども扱っています。その他には、帽子やバッグ、ポーチなどの雑貨類も扱っています。

これからのデニム製品を作っていく上で求められるものは何ですか。

デニムが好きで、例えばデニムの生地でも薄地~厚地、無地や柄物など様々な素材がありますので、そういったところに興味を持って見て行けるかが大切と思います。

インターンシップは実施していますか。

弊社は、小規模でやっていますので、積極的に募集はしていませんが、ご連絡いただければ受け入れ可能です。ホームページやメールでお問合せください。

青木被服㈱

会社の特長、強みは何ですか。

デニム製品を熟練した職人により縫製デザインを行うことが出来る点です。また、オリジナルブランド( FAGASSENT / DENIM KIMONO )を運営しており、デニムファクトリーとしてではなく、アパレルとしてのノウハウも蓄積出来ていること。倉敷美観地区店を含め実店舗、オンライン両軸の ストア運営も同時に行っているデニムファクトリーという点です。そして、生産においては、中国の青島と煙台に独資の縫製工場を持ち、国内ブランドの多様な企画に対応出来る生産能力も持ち合わせております。

ものづくりをする上で、大切にしていることはありますか

一つ一つのことを丁寧にいていくことを大切にしています。裁断から縫製、検品までデニムは洗っていくことで表情変化を楽しむものですので、それを長く楽しんでもらうためには、一つ一つの工程を丁寧に行うことで、製品が美しく仕上がると思っています。

コロナがアパレル業界にどのような形で影響があるか教えてください。また、それに対して、生産や販売の現場ではどのような対応をしていますか。

フィジカルな展示会を継続することに制限が生まれたことが一番の影響だと思います。 特にFAGASSENTでは海外展(パリ)をメインとしてコレクション展開を行っていたため、どの様にしてオンラインからプレゼンしていくかという事が課題となりました。もちろんアパレル自体、「手にとって着てみる」というアクションが出来ない分、服を感じる事が販売ツールとしては難しくなったのでは思っています。 一方で、オンラインストアで、どの様にショッピングを楽しんでもらうか、DtoCの動きが弊社内でも活性化し、予約購入も含め、製品をデジタルに落とし込み、プレゼンするノウハウを構築していく事に力を注いでいく様な変化も生まれました。「良い製品は出来ても知られないと意味がない」という考えで取組むことで、ECやCFを通じ、日本全国、世界各国の人々に岡山/井原デニムを使用した弊社製品を手にとって頂くための販売のしかけを日々行うことが出来る様になりました。

角南被服㈲

ホームページを拝見させていただきました。実現できないようなデザインでも、コストをかけずに簡単に作ることができるように、ミシンを改造していると記載されていましたが、具体的にどのような部分を改造しているのですか。

一番大掛かりに改造したのはベルト付け用のミシンですが、ベースは90万円ぐらいでしたが、150万円掛けてより縫いやすくしています。改造前は1日8時間で250本しか縫えませんでしたが、改造後は1日に350本縫えるようになりました。現在は3台にまで増やしています。弊社では、普段からミシンで縫うのに困ったところを縫製担当している人に確認しながら改良を重ねていっていますので、他社にはないミシンが沢山あります。

これまでで一番難しかったデザインは何ですか?

カーゴパンツの脇の玉縁ポケットが難しいデザインの一つです。

ジーンズの縫製でその人の腕がわかる部分はどこですか?

巻縫いの部分です。技術と経験が必要な部分です。

糸調子の調整は、どのタイミングで行いますか。

縫う製品が変わるタイミングで、調整します。また、一日に10時と16時の2回検査の時間をとっており、その中で目調子も確認するようにしています。

入社してからどのようにして技術を身に付けますか?

簡単なところから初めて、3ヶ月で担当している部分は、一人前に縫える様になります。

自社ブランドはありますか。

もともとジーンズの縫製を始めたころはありましたが、現在はなくてOEMが中心です。

㈱SPARK TRUE

生産工程で、こだわっていること、大切にしていることは何ですか?

自分たちで出来ることは限られているので、外部にお願いする工程も含めて事前にすべて考えながら、また社員それぞれが前後の工程の内容も考えながら仕事を進めていくことで、スムーズに効率的に生産できるようにしています。

服作りの中で一番大切なことは何ですか?

人が身に着けるものなので、着る人のことを考えて裁断、縫製一つ一つの工程を大切に行うことと考えています。この服はどんな形になって、どんな方が着るのかを創造しながら製品づくりをすることが、お客様から「いい商品だね」とか「着心地がいいね」と感じてもらえる商品に繋がると思っています。

働きやすい環境づくりが大切だと思いますが、企業として取り組んでいることがあれば教えてください。

少数精鋭ですから個々の与える影響は大きいので、企業と社員お互いの生活を向上させていくために必要なことは、社員全員で相談しながら協力し、働きやすい環境づくりをしています。

入社して最初にする仕事は何ですか?

最初は裁断を担当する場合が多いです。パターンを見ながら裁断することで、縫製のことや生産工程の流れが頭に入る作業です。

ジーンズ関連の会社で働くために持っておきたい技術などあれば教えてください。

様々なジーンズがあると思いますが、自分の好きな分野、例えばビンテージが好きな方、ファッション性の強いものが好き方、それぞれの分野について、素材の糸から縫製の仕方などを深く掘り下げて一生懸命勉強することが大切と思います。学生時代から、興味のあることを絞り込んで勉強していくことが大切と思います。

㈱総社カイタックファクトリー

入社後はまずはどのような業務につきますか?

裁断、縫製、洗い加工、検査、仕上げ、パターンとジーンズに必要な工程がすべてありますので、いろいろな職種にチャレンジすることができます。希望や適正に合わせて部署を決めて、その後は一年ぐらい現場を知っておくために各工程の実地の研修を行い、その後は現場のリーダーを目指したり、生産管理など管理をする側のキャリアアップという2つのパターンがあります。

今サスティナブルについて、一番注目していることは何ですか?

ジーンズの製造工程におけるサスティナブル化は当然必要ですし、取り組んでいます。それに加えてアップサイクルへの取組みです。廃棄、不良のものをどう再利用できるのかを、まずは工場として不良を出さないことに取り組んでいまして、それでも出てしまった製品ロス付属ロスを如何に再利用するかを地元の服飾専門学校とコラボしているところです。

他企業にはない企業の強みはどのようなものがありますか?

ジーンズの製造工程が一つの工場にすべてそろっているという自社一貫生産の設備が最大の特徴であり、強みと思っています。それに加えて、自動化・デジタル化というものを進めながら、先ほどの設備だけでなく、生産計画など人の管理の部分を専門家を交えながら、将来的にはISO9001の取得を目指して、機械とひとの融合を目指していきたいと思っています。

発想力やアイデア力を養うために日々どんなことをされていますか?

当社はジーンズ工場ではありますが、カイタックグループの事業内ということで、日々グループ会社の営業や企画デザイナー、ショップから販売員さんお客様の生の声が届く仕組みになっていますので、そういった情報から刺激を受けています。企画・販売、営業、工場で互いを尊重しながらより良い商品をお客様に届けようという共通の目的をもってやっていますので、非常に働きやすい環境にあります。

これからのジーンズへの新たな取り組みはありますか?

今回の見学ツアーでも岡山のいろいろなジーンズの会社が出ていたと思いますが、職人の技術やこだわりというところで素晴らしい企業が多いので、弊社としては、そういった部分の追及もしながら、自動化やデジタル化など生産効率の追求という部分も重視していきます。

入社して良かったと思うのはどんなところですか?

当社だけでいうとジーンズ全体ですし、カイタックグループでいうとアパレル商品に関するすべて、生地から縫製、小売りまでできますし、販売のセグメントも低価格から高価格まで、すべての衣料に関する知識や情報を集めることができますので、非常に幅広いフィールドで業務に取り組むことが出来るところです。

㈲ニイヨンイチ

日々新しいもの作りに挑戦されているとのことですが、新しいアイデアがどのように企画や商品になっていくのか聞かせていただきたいです。

まず、企画するにあたってターゲットとなるお客様を決めます。どのお客様に買っていただきたいのか、自分たちはどういったことをしたいのかを考え、そこから形や価値をいろいろな角度から話し合いながら進めて行きます。

裁断はすべて機械で縫製は全て手作業ですか?

裁断は、基本的には機械で行いますが、場合によっては手作業で行うこともあります。縫製は、基本的には、ミシンを使って手で縫製していてボタン付けなどの工程は手作業で行っています。

岡山ならではの商品や特徴を教えて下さい。

岡山といえば洗い加工が非常に有名なので、大体の商品は洗いの分岐を通ったものが多いですので、やはりそういった洗い加工を施した商品が特長と思います。

未経験で入社した方への研修はどうしていますか?

弊社では、経験・未経験に関わらず、皆さんに同じ様に研修を受けて頂いていて、社内の全部門を少しずつ経験してもらい、勉強してもらっています。自分に合った仕事を見つけるということもありますが、今後自分が社内でどの位置でどんな仕事をしているのかを理解してもらうためにも、まずは全体を把握してもらうために行っています。

藤井社長に質問ですが、どうしてジーンズの会社をしようと思われたのですか?

母がずっとジーンズの縫製をしていまして、その姿を子供のころから見ていて、これからはジーンズの仕事が行けるのではと思い、29歳の時に創業しました。会社を始めてから、ずっと伸びていくということはなく、山あり谷ありでいろいろな状況に陥ります。今現在の姿を見るのではなく、ちょっと先の10年後どうなっているのか、どうなりたいのかを皆に伝えるようにしています。ジーンズを作るのが目的ではなく、会社を皆で作るという考えでやっています。その中で、たまたまジーンズ作っているということなんです。

㈱ベティスミス

ものづくりをする上でのモチベーションはなんですか?

いろいろなものを見て刺激を受けることと思います。洋服に限らず、雑貨などからも、ものづくりの構成などが刺激になることがよくあります。

ボタン付け以外に体験できる作業はありますか?

ジーンズのヒゲの擦り体験が出来るようになっています。

全てのミシンを使えるようになるまでどのくらい時間がかかりますか?

個人差はありますが、約5年位と思います。

従業員の年齢分布を教えてください。

縫製工場は20代、企画営業では30~50代が中心に働いています。

入社して良かったと思うことを教えて下さい。

自分の希望であった縫製、販売の両方に挑戦ができるところです。 パタンナー志望で就職しましたが、ここは企画からパターン、裁断、縫製まで一貫して出来るところですので、ここならいろいろなことが学べると思い就職して、実際にいろいろな知識を身に付けることができ自分が成長できる会社というところです。

㈱晃立

ホームページを拝見させていただきました。素材や型紙の特性に合わせて裁断方法を変えていると記載されていますが、具体的に手裁断、自動裁断、それぞれどのような素材と相性が良いのですか。

手裁断となると布帛などのデニムの場合が多いです。10着分20着分となると10cm程の生地の厚みになる為、手裁断になります。自動裁断機では5㎝程度の厚みまでしか切れません。また、ニットなどやわらかい素材は、自動裁断機が適しています。裁断スピードは自動裁断機の方が速いので、パーツ数が多いものにも適しています。ニット素材は、裁断後に縮むため、延反して1日置いてから裁断するなど扱いが難しい素材です。

技術を身に付けるにはどのくらいかかりますか?

技術にゴールはないと思います。お客様から求められるレベルは次第に高くなって行きますし、新しい加工も作っていかないといけないので、日々勉強しながらやっていくことが必要となります。弊社では、先輩社員に一つ一つ教わりながら、時には失敗することもありますが、その中で新しいものが生まれる場合もあります。互いに刺激し合って技術を身に付けて行けば良いと考えています。

2023年度4月採用の技術職は、現在も募集されていますでしょうか?

現在も技術職、営業職ともに募集しています。工場見学も随時受付していますので、希望のある方は、ホームページよりお問い合わせください。

製品はどこの会社や学校で着られているのでしょうか?

学生服は大手3社をはじめ、多くのメーカー様の製品を扱っており、北海道から沖縄まで日本全国の半分ぐらいの学校の制服に関わっています。皆さんが中学生、高校生の時に着られているかもしれません。デニムでは、日本製のもので、ある程度の高価格帯のものを加工しています。セレクトショップで販売されていたり、ジーンズメーカーの製品などになります。

日本の何割ぐらいの制服を晃立さんが作っていますか?

プリーツ加工では、国内約50%のシェアで、日々3000点、年間70万点の生産をしています。

山陽ハイクリーナー㈱

サスティナビリティの取組みについて教えてください。

オゾン加工、レーザー、eフローといった水を使わないジーンズの洗い加工に力を入れています。

デニム加工で一番苦労したことは?

洗い方を変えることで、生地は同じなのに色など見え方が変わってくることが面白いのですが、生地の違いで仕上がりが変わってくるのを見極めながら加工していくのが一番難しいところです。

仕事で一番やりがいを感じることは何ですか?

企画して仕上がりまで、すべて自社で出来るところが良い所なので、自分がやりたいことを形にできるように、どの様な工程を踏めば実現できるのかを勉強していけたらと思って日々取り組んでいます。お客様が求めているデニムの色が出せた時は、自分も嬉しいし、喜んで頂けたときはやりがいを感じます。

どんな人材を求めていますか?

どんなことにも興味を持って取り組む気持ちを持っている人です。

㈱WHOVAL

ありえないものを作ることを大切にされている会社とお聞きしましたが、デニムのありえない(いい意味で)使い方、または着用方法など会社の人ならではと思われることがあれば教えてください!

社員が穿き込んだジーンズを加工見本にしています。日々現場で穿いて付いた汚れとか染料が散ったものとかを参考にして、新しいジーンズに加工を施して製品をつくったことがあります。

働いていてやりがいなどを感じるポイントや、モチベーションが高まる瞬間はどんな時か教えてください。

作る側として裏方ではありますが、雑誌を見ると自分たちが作ったジーンズが出てたりすると名前は出ないですが、裏方としての喜びを感じます。また、エンドユーザーが自分のデートなど大切な時に穿いていきたいと思ってもらえたり、それが思い出に残るとうれしいです。また、現場ではサンプル通りに量産が出来上がった時は、とても嬉しいです。

社内で働く社員の男女比を教えてください。

どちらかと言えば縫製事業部の方に女性が多いですが、加工の方でも擦りの工程に女性がいます。

募集しているのはジーンズの加工職人、縫製のみでしょうか。デザイナーは募集されていますか。

自社ブランドのデザイナーはいますが、今は加工を経験して加工の企画が出来るようになるといいなと考えています。形などのデザインではなく、ジーンズの見た目や表情の企画のことですが、実際に出来る企画でないといけませんから、やはり現場での経験が必要となります。そうゆう人が現場から育っていくといいなと考えています。

vintageに見せるように加工する工程で他社との違いをどのように出しているのでしょうか?

弊社では、ミストと使って白け感を出しヴィンテージチックに見せるなどサスティナブルな形で加工を行っていく方向でやっています。

軽石の量は自分で決めるんですか?

会社で決まった量がありますが、軽石もそうですが、薬品や水など環境にもよくないですから出来る限り減らしていく方向進めています。軽石や薬品等少ない量でもアタリ感など同じ加工上がりとなるよう日々研究しています。

豊和㈱

used加工のデザインは、何を参考にしていますか?

まず、取引先からの依頼が、ユーズドの穿き古されたジーンズの写真や製品の形で送られてきて、それを元に加工することが多いです。

オゾンでなぜ脱色できますか?

オゾンの酸化作用により染料が分解されて色を落とす(脱色する)ことができます。

技術を身につけるには、どのぐらいの年数がかかるのですか?

それぞれの手先の器用さやセンスなどによりますが、すべての技術となると少なくとも3年ぐらいは掛かると思います。入社1年目は様々な部署を経験し、その後自分にあった部署に配属となる形をとっています。

スタッフの皆さんは、地元出身の方が多いのですか?

多くは地元出身者ですが、ジーンズが好きで関東出身者もいます。

外国人の雇用はありますか。

現在はいませんが、過去には主にアジア地域の方の雇用がありました。

休みの日の気分転換は何をしていますか。

ネイルをしたり美容院に行ったり、カラオケを楽しんだりしています。友達とカフェに行ったり、韓流ドラマを見たりして過ごしています。(女性社員)

子供と公園で遊んだりしています。(男性社員)

㈲やなわけ染色

染色の良し悪しはどうすればわかりますか?

その日の気候によりますが、今日の様にカラッとした日はいいのですが、5~6月頃の雨が多い時期は、生地が湿気を含んで染料が広がりやすくなるので、染料の調合の際に硬めにしたり炭酸や尿素など薬品の量を湿度に合わせて調整しています。また、他の人が染料を調合するときでも経験や勘に頼らずできるよう社内での目安を設けるようにしています。

洗いの工程で色を維持する方法で難しいところはどこですか。

洗いの工程の前までにすべてが決まってしまいます。洗いの工程に入ると余分な染料を落としていくだけですので、染料づくりのところから生地に色がきちんと残るだけのものを入れて蒸しの工程をきちんと行うというところが大切なんです。

他企業にはない企業の強みはどのようなものがありますか。

弊社では、手作業で行っている工程が多いので、自分の体を使って染め上げて、お客様の許にお届けしたものを岡山県内はもちろん県外で目にした時は、自分たちが染めたものとすぐにわかるところが強みと思います。そのような時にはこの仕事冥利に尽きると感じます。

挑戦してみたいことは何ですか?

挑戦したいことは2つあります。1つ目は「引き染め」の復活です。祖父がこの染物屋を始めたときには、染色方法は引き染めだけだったのですが、その後、法被や旗などの同じものをたくさん染める仕事が増えていくに従って、父の代で「捺染」という染色方法が導入され、今に至ります。ほとんどの仕事は捺染で事足りるのですが、引き染めでなければ対応できない案件もあるので、引き染めの復活が1つ目の挑戦です。 2つ目の挑戦は、海外への販路です。日本の伝統的文化を求めている人は海外にもいます。今後は日本国内だけでなく、海外向けにも情報発信を行い、販路を開拓していくつもりです。

会社見学はできますか?

気になった方は、ご連絡いただければ対応いたします。

坂本織物㈲

真田紐には多くの柄がありますが、どのようにして色や柄を決めているのですか?

以前は日本の伝統色で織っていましたが、最近ではお客様の要望にあわせて鮮やかな色でも織っています。

真田紐について初めてHPで拝見させていただいたのですが、大変美しいと感じました。やはり色合いにもこだわりがあると思うのですが、何か意識されていることはありますか?

できるだけ日本の伝統色の中から選ぶようにしています。昔からの基本の伝統色には金茶や紺、うぐいすなどがありますが、その他に赤を加えるときも艶紅という色を使用します。どの色を組み合わせても調和がとれるように意識して選んでいます。

海外での需要はありますか?

以前にフランスでポップアップショップを出したときに、非常に日本を感じる紐だと言っていただいたことがありました。そのことで、真田紐は日本を感じてもらえることがこの商品の強みだと思いましたし、私の思うきれいが海外の人にも伝わったことがとても嬉しかったです。

髙田織物㈱

たくさんのデザインがありましたが、デザインの数だけ機械を変えたりするのでしょうか。それともデザインに応じて機械を調節できるのでしょうか?

基本的には、糸の組み合わせで織り柄を出していきますが、糸の組み合わせによってはこの設備でないと織れないというものもあります。生産性を落とさない様に生産計画を立て、設備の織る条件を少しずつ変えていくことで、様々な柄に対応しています。色数は3色+黒で、織り方を工夫したり、3種類の色を混ぜることで濃淡や中間色を出したりすることができます。

伝統を大切にしつつ変えていくのって、すごく素敵だと思いました。

130年の歴史がある業界ですので、畳屋さんの固定概念や流通が固まっているため、動物柄など新しい柄を受け入れてもらえるまでに時間がかかりました。本当に届けていきたいエンドユーザーである一般の方へのPRに力を入れていった結果、様々なシーンで利用いただけるようになりました。

今後この業界、特に畳のトレンドはどのように変化していくとお考えでしょうか?

昔は、畳表の素材はイグサしかなかったのですが、最近では、いろいろな素材の畳表が作られるようになり、いろいろな畳表と畳縁の組み合わせを楽しむことができるようになりました。これからは、自分の好みで選ぶということが、一般的になってくるのではないかと思います。

SDGsへの取り組みを教えてください。

以前は、端材は廃棄していましたが、小物を作成して販売したり、ハンドメイド用として販売したりしています。また、継続的にものづくりをしていくためには、元気な地域であることが大切と考え、地域全体で連携しながら良い地域づくりにも力を入れています。

海外でのニーズはありますか?

最近では、ヨーロッパやアメリカ、中国でも畳の部屋が増えてきています。そのため機械や部材が持ち込まれています。弊社の畳縁も輸出されています。また、海外からも多くの方が工場見学に来られています。

㈱タケヤリ

企業の強みはどんなところですか?

倉敷は帆布の70%を生産する一大生産地ですが、製品を作るにあたっても、染色工場、縫製工場、加工場があるため、産地内で製品づくりが完結するという強みがあります。

他社にはできない、タケヤリならではの技術は何ですか?

極厚の帆布が織れることです。海外のデザイナーからも注目されていて、少しずつ輸出が決まっています。

機織りの魅力を教えてください。

糸を布にする喜び。「布」と言っても糸や組織(織り方)によってさまざまな柄や風合いになり飽きません。織機の機械の仕組みを理解することも面白みの一つです。

デニムと帆布の違いを教えて下さい。

一番の違いは、帆布は平織組織で、生成りの糸がベースとなっています。デニムは綾織組織で、たて糸にインディゴで染めたものを使用しています。帆布の平織は、一番強度のある織り組織と言われています。

生地を作る上で一番難しい事は何ですか?

常に同じ品質で織り上げることです。天然繊維を使用しているため、季節等に左右されることがあるため、長年の経験や技術による調整が必要となります。

倉敷市児島産業振興センター

どのようにしてここまでデニムを岡山に留まらず全国に広め、どのようにしてデニムについてここまで展開してきたのか、どこからその熱意はきているのか教えて下さい。

この児島はもともと島で、400年ほど前に干拓をし、その土地に塩分が含まれていたことから綿花を植えたことが、今の繊維産業の始まりと言われています。そこから、帆布や学生服、作業服といったいろいろな製品を作っていって現在は、デニムの町として栄えています。児島には、様々な繊維産業に携わる方がいて、各分野の専門家がいるので、いろいろな商売を始めるにはもってこいのところなんです。

今まで何人の方が入居され、卒業されたのですか?

2011年に設立以来、約20名の方が入居し巣立って、ほとんどの方が、倉敷市内で仕事をされています。

ここから事業をスタートさせようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

(塩見さん)24年間繊維の会社に勤めていたので、他のことは思いつかなかったのと、何かしようと思っていたタイミングでこの施設が空いたので、入居しました。しかし、自分は起業して社長になることは向いていないと思っていたのですが、始めてみればやるしかない気持ちとやりたいという気持ちが芽生え、どうにかなるなと今に至ります。

(柚木さん)もともと繊維関係の会社に勤めていて、やはり自分で一から表現したいと。会社ではどうしても分業となってしまうので、商品の企画やお客様の声が分散してしまうという傾向にあって、自分が思うものを作りたいと思うようになり、自分で考えて自分の手でお客様に販売出来たら、自分の思いも消費者の方に伝わるのではとの思いから起業しました。

(渡邉さん)ジーンズなども縫いますが、シャツやワンピースなどの薄地の製品を縫製するのが得意だったことから、それを仕事にできたらという思いから始めました。お客様の作りたい商品への思いを少しでも縫製の視点から協力できるように力を注いでいます。

ものづくりのスキルアップだけでなく、起業に向けてのノウハウをアドバイスしていただける方はいますか。

同じ建物内に、商工会議所がありますので、起業しようとする方は、資金面の相談や様々な手続きが必要と思いますが、補助金や支援金についてもサポートしていただけます。

この施設(DI:デザイナーズインキュベーション)を卒業し、起業された方との交流の場はありますか。

卒業した人同士で事務所やショップを行き来したり普段から交流がありますし、入居当時からDIのメンバーでミーティングや食事会などコミュニケーションをとる場も定期的にあります。

~夢について皆さんへのメッセージ~

㈱明石スクールユニフォームカンパニー

(株)明石スクールユニフォームカンパニー

私たちの夢は、制服づくりを通して世界中の子どもたちが健やかに暮らせる持続可能な社会を実現することです。
事業に関わる全ての人と夢に近づく喜びや達成感を共有しながら、社会と共に成長し続ける企業でありたいと願っています。

菅公学生服㈱

菅公学生服(株)

よこのつながり、たてのつながりを大切にして私たちのものづくりは成り立っています。
一人が頑張っても、怠けてもいけません。
皆で同じ方向を向いて仕事でき、達成感も味わえる会社です。
来年170周年を迎えますが、長く続いているということだけではなく、我々の世代から次の世代へものづくりを繋いでいる。
我々の世代も先輩方の世代から伝わってきているというカンコーのものづくりの考え方が代々伝え次いでいけている会社です。
これから就職を考えている方で、菅公学生服がいいなと思われた方は、ぜひご応募いただけたらと思います。

㈱トンボ

(株)トンボ

「トンボブランドの基、最良のユニフォームメーカーを目指し、社会に役立つ確かな価値を創造し、提供します」これが経営理念に定められた私たちの使命です。
新型コロナウイルス感染症や少子化など社会の環境はこれからも目まぐるしく変化していくと想定されます。
最高でもなく、最強でもなく、最良。
トンボが一人勝ちすることが最終目標ではなく、社会に役立つ会社であり続けることを社員一丸となって目指してまいります。
トンボに興味を持って下さった方は、マイナビ2024へのエントリーをお願いします。

㈱ジョア

㈱ジョア

コロナの状況にあって、世の中が変化していく中で、もちろん繊維業界も変化してきています。
これは良い面でも悪い面でもあります。
私たちが提供している制服は一つの文化であり、女性の向けの商品だけを作っているのは日本政府の政策で女性の活躍を推進するというのが一つのキーワードとなっており、繊維業界は落ち込んでいくかもしれませんが、働く女性は増えるという未来のビジョンを持っているので、私たちは働く女性を輝かせるということをモットーに皆で一丸となって頑張っています。
学生の方で、働く女性にユニフォームを通して未来の価値を届けたいと思っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ私たちと働いてほしいと思います。
最後に私たちは今はユニフォーム100%でやっていますけれども、今後の会社の展望としては、ユニフォーム以外の商品であったり、アパレル以外の商品であったりということもビジョンとして持っていますので、弊社に興味をお持ちの方はお問合せいただけるとうれしいです。

セロリー㈱

セロリー(株)

働く人がより輝いていけるようなユニフォームづくりをみんなで力を合わせて頑張っていきたいと思っています。
そして、ユニフォームはセロリーと言っていただけるようにオフィスユニフォーム業界で先頭を走り続けて行きたいと思います。
5年後、10年後どんな自分でいたいかを想像して、今日一日を大切に頑張って学んでください。

㈱アイムス

(株)アイムス

学生時代が、一番たくさんの技術や情報を身に付けられるチャンスと思いますので、積極的にいろいろなものを見て、身に付けて頂ければと思います。
ぜひ、この倉敷で繊維に関わる仕事に就いていただけると嬉しいです。

青木被服㈱

青木被服㈱

自分自身やりたいことはたくさんありました。
現在は、その好きなことが出来る環境の中にいますが、それを諦めないでやり続けること・挑戦していくことは、どんな環境の中でも出来ることだと思います。
自分を信じて挑戦していくことは誰もが持つエネルギーであり、誰もができることだと思いますので、諦めないで挑戦してください。
そうすれば、ファッション業界も未来に向かってパワフルになるのではと思っています。

角南被服㈲

角南被服(有)

弊社では、学生を対象に応募前職場見学をしています。
ジーンズが好きな方、縫製が好きな方に実際に工場に来ていただいて雰囲気や細かい工程まで見て頂ければと思います。
詳細は、ホームページをご覧ください。

㈱SPARK TRUE

(株)SPARK TRUE

コロナ禍ではありますが、自分のやりたいことイメージすることをコツコツと日々やっていく。
そうすればきっとそこにたどり着けると思いますので、諦めず夢を持ってやっていくことが大切と思います。
泥臭いことかもしれませんが、弊社は少人数ですが、みんなで夢を持ってやっていますので、良かったら一緒に働いてみませんか。

㈱総社カイタックファクトリー

㈱総社カイタックファクトリー

今は国内の繊維産業は決して成長産業ではないと思いますが、自分達次第で出来ることは無限にあると思いますので、厳しい中でも自分達で開拓していくんだという強い気持ちを持っていただいて、頑張って頂きたいと思います。

㈲ニイヨンイチ

㈲ニイヨンイチ

学生のうちにできることは沢山チェレンジして失敗もしていくことだが大切だと思います。
それの経験が後々生きてくると思います。(野口さん)

何でも良いので一生懸命することが大切と思います。
ぜひ、弊社に来ていただければと思います。
そして、いい会社ができれば地域のためになり、皆に繋いでいきたいと思います。(藤井社長)

㈱ベティスミス

(株)ベティスミス

学生の皆さんは、これから将来に向けてたくさんの可能性があると思います。
いろいろな会社を見て回るのも勉強の一つと思いますので、もしベティスミスに興味がある方がいましたらホームページの方からお問い合わせ下さい。

㈱晃立

㈱晃立

繊維関係に興味のある方は、ぜひ見学して頂いて、応募していただければと思います。
挨拶が出来てやる気があることがどこに就職するにも大切と思いますので、就職活動頑張ってください。
繊維の街児島で一緒に働きましょう。

㈱山陽ハイクリーナー

㈱山陽ハイクリーナー

学生の皆さんは、たくさんの可能性を秘めていると思います。
今後ファッション業界は厳しくなっていくと思いますが、皆さんの若い方の知恵を出していただくことで、ファッション業界もどんどん盛り上げっていくと思いますので、いろいろなことに挑戦するという気持ちを忘れずに頑張ってください。

㈱WHOVAL

(株)WHOVAL

学校で習うことは基本としてはとても大事ですが、現場でするものづくりはリアルで、学校での勉強とは違う発見とか人との関わりなどいろいろなことが日々起こりますので、ジーンズに限らず洋服が好きならその道を究めて、人生の道の一つとして夢を描いてやってもらいたいと思います。

豊和㈱

豊和(株)

若いうちは失敗しても良いので、その中でやりたいことを見つけて、いろいろ挑戦してみて下さい。
そうすることが、楽しい人生に繋がるのではないかと思います。

㈲やなわけ染色

㈲やなわけ染色

学生時代にしかできないことがあると思います。
たくさん失敗することと言うと語弊があるかもしれませんが、失敗するからこそ新しい学びができるので、失敗で終わらせず、そこから何か学んで次のステップへ繋げていくということをどれだけたくさんできるかが社会人になってからの強みになると思います。

坂本織物㈲

坂本織物(有)

私が思う真田紐は、伝統の枠の中にいるものではなく、常に進化しているものだと思っています。
新しいものが沢山ある暮らしの中で 古くて新しい真田紐の中の 安心感や心地よさを 是非感じていただければと思います。

髙田織物㈱

髙田織物㈱

倉敷市児島は、現在でも繊維製品の工業出荷額が全国一位を誇っている町です。
繊維というと人々の生活の中で切っても切れない製品がたくさんあります。
様々な業種が集まり、横のつながりがたくさんあり、そのつながりの中で良い商品が出来ると思います。
関心がある方は、ぜひ一度お越しください。

㈱タケヤリ

(株)タケヤリ

歴史のある会社ですけれども、楽しく働ける会社と思います。
当社に興味を持っていただけましたら、気軽にご連絡ください。

倉敷市児島産業振興センター インキュベーションセンター

倉敷市児島産業振興センター/デザイナーズインキュベーション

自分たちの時代には、学生から直接起業することはあまりなかったのですが、今はそれが主流になりつつあります。
最初の金銭面とかノウハウが分からないなど最初に躓くところは、この施設ならサポート体制が整っているので、起業を目指す場合は、一番良い方法と思います。
3年間でいろいろな事を吸収して頑張ってもらえたらと思います。(塩見さん)

こちらの施設では起業を目指す方を全力でサポートしています。
また、卒業生の方と入居中の方もいろいろなつながりでお互いに協力していける非常に温かい施設です。
年間何度か空室がでますので、ホームページで情報を確認して興味のある方はお問い合わせください。(上田センター長)

〜動画メッセージ〜 2021年バーチャル繊維産地ツアーより

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