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開催レポート

2024年9月30日(月)から2025年1月18日(土)の間、「繊博」を開催 しました!
オンライン・リアルツアーでは産地の技術力や働き方を発信し、
学生ピッチコンテストでは学生が産地企業の協力を得ながらテーマに取り組み、その成果を発表しました。
県内外からオンラインに延べ3261名、リアルに59名が参加され、
産地のものづくりの魅力を体感するとともに、学生ピッチには7 チームが出場し、産地企業と交流を深めました!

参加者の声

オンラインツアー

オンラインツアー
参加者の声
  • 授業で視聴しています。製品が企画~生産されるまでの流れや、工場の機材、加工法、SDGsの取組など、テキストを振り返り、現場で働く人の言葉として見ることができるとても良い機会です。
  • 最新の技術や環境に配慮した製品開発が行われていることを知り、イメージが大きく変わりました。
  • 企業規模の大小に関わらず、素晴らしい技術を有する企業が沢山あることを再確認できました。
  • こんなに沢山の職種があると思わなくて、一度体験してみたいなと思いました。
  • やっぱり縫製業が楽しそう。時間をかけて技術を身につけて、かっこよく働いてみたいです。
  • 制服デザイナーの方の「制服のデザインは何十年先にも残るものなので、やりがいを感じる」という言葉を聞いて、未来につながるデザインを手掛けてみたい気持ちになりました。
  • 工場の中を見る機会はとても少ないので貴重な時間でした。販売業を目指しているので、自分が将来販売する商品がどういう形で作られているのか知る良い機会となりました。
  • 従業員はほとんどが経験者や資格を持った人だと思っていましたが、未経験者の指導にも力を入れていると知り、誰でも働ける環境なのだとイメージが変わりました。
  • さまざまな職種の方がどのようにものづくりに関わっているのか、よく分かる番組でした。
  • 卒業後の就職先の幅が広がりました。
  • 改めて服がデザインから形になるまでの過程を知り、より仕事への理解が深まりました。
  • 繊維に携わる人々の熱意や、ジーンズというファッションアイテムに込められた深い意味を再認識できました。
  • 制服と一括りに言っても仕事用と学生用で異なる、という点がとても勉強になりました。
  • 岡山県の製品のものづくりについて知ることができました。
  • 現場の話や仕事内容、会社の取り組みを、県外である宮城県から知ることができて良かったです。
  • 各企業のさまざまな努力が見え、自分もそういう環境で働きたいと思いました。知らなかった作業もあり、やってみたいと思うことが沢山出てきました。

リアルツアー

リアルツアー
参加者の声
  • 県外の会社へ足を運ぶ機会がないので、こういったツアーはありがたいです。
  • 調べるだけでは分からないものづくりの難しさや工夫を初めて知りました。また、社内の空気感も感じることができました。
  • 企業の方との距離が近く、質問したいと思った時に質問ができました。
  • 会社の代表者の声を生で聞くことができ、更に現場も間近で見ることができたので良かったです。
  • これからの将来について考えるきっかけになりました。
  • 交通費の補助があり、県外からでも参加しやすかったです。
  • 3社とも異なる業種の企業を見学できたので良かった。各企業の特徴を分かりやすく学べました。
  • 興味深い特徴を持った企業が多かったです。
  • 大きな産地だからこそ、企業規模が大きく、さまざまな企業があり、地域の人の生き方まで見えてきて、服飾の勉強を始めた学生からしたら勉強になることしかなかったです。

学生ピッチコンテスト

学生ピッチコンテスト
参加者の声
  • ビジネスプレゼンはどのように行えば良いのかを学ぶ場になりました。
  • 様々な企業の方の話を聞くことができました。
  • 自分にはない考えを発見することができました。
  • 別の学校同士がそれぞれの取組を発表し合う場がとても良いと思いました。

質問紹介

たくさんのご質問ありがとうございました。皆様からいただいたご質問の中から一部をご紹介します!

繊維業界で働こうと思ったきっかけを教えてください。

元々物を作ることと服が好きで、色々と経験した上で好きなことを仕事にしたいと思いこの業界に入りました。(株式会社桑和)

カジュアルな服が好きなのと手に職をつけたかったので、パタンナーや縫製職に憧れてその道に進みました。(株式会社ベティスミス)

学生の頃からデニムが好きで、自分も業界に携わりたいと思ったのがきっかけです。(豊和株式会社)

弊社が工場を構える井原市はデニム産業に力を入れており、身近な産業だったこともあるかと思います。(クロキ株式会社)

働いていてやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか。

営業担当者がお客様から受けた要望通りになるようサンプルを作成する際、自分が引いたパターンが想像通りに縫い上がってきた時にやりがいを感じます。(株式会社トンボ)

自分が手掛けた商品が評価された、新しい加工方法を開発し運用された、生産性の改善に貢献したなど部署毎でやりがいを感じる瞬間が大きく変わります。(豊和株式会社)

販売や営業担当者から売れた報告やお客様の喜びの声を聞いた時です。(株式会社襟立製帽所)

私は管理する立場ですが、縫製工場での作業は基本的には取って→縫って→置くの3つのサイクルの繰り返しになりますが、それには必ず取ったり、置いたりする作業が付随してくるので、その部分をできる限り短縮し、効率化していくことで、初心者でも1本でも多く縫えるようにアイデアを考えていくというところが魅力であり、それが軌道にのった時にはやりがいを感じます。(角南被服有限会社)

どんなことを考えながら仕事(作業)していますか。

既存のサイズではなく別注のパターン作成時は、①着心地②既存の制服と同じようなバランスにすることの二つを考えています。また工程者が縫製しやすいパターン作りを心がけて仕事をしています。(株式会社トンボ)

商品をデザインするときは、自分の中にあるアイデアを膨らませたり絞り込んだり…を繰り返しながら、一旦環境を変えて全く別のものに触れ、頭の中をクリーンにしたりブラッシュアップしたりしています。(株式会社ジョア)

企画の段階では、デザインをしているものがどこで、何を売るかを考え、生産の段階では、効率を考えながら次の企画の立案を行います。(株式会社襟立製帽所)

この会社で働いていて一番良かったことは何ですか。

色々な場所に行って様々な経験をさせてもらっていることです。(株式会社桑和)

仲間や仕事環境に恵まれ、自分の思う仕事を続けてこられたことが一番良かったことです。(株式会社明石スクールユニフォームカンパニー)

プライベートを大切にできるところです。似たような仕事内容は他社にもあると思いますが、完全週休二日制や有給が取りやすいこと、また残業も少ないため平日でもプライベート時間がしっかり確保できて嬉しいです。(セロリー株式会社)

子どもたちの一番近くで学校生活を支えられることです。4月、街中で新しい制服を来た新入生が笑顔で登校している姿を見るととても微笑ましく、この仕事をしてよかったと感じる瞬間です。(菅公学生服株式会社)

将来のためにやっておいた方がいいことや身に付けていたらいいことはありますか。

アルバイトで仕事を経験したりこういったイベントに積極的に参加したりすることで、自分の考えを知ることができ選択肢が広がるため将来を想像しやすくなると思います。積極性や前向きに物事を考えることが身に付いていたら、新しい知識を吸収しやすいと思うので気になることがあれば挑戦してみてください。(株式会社トンボ)

今は興味のない服でも、仕事として携わることはあるので、知識として持っておくと良いと思います。(有限会社ニイヨンイチ)

技能や資格を取得するよりも自分の考え方をしっかりと持つ方が重要だと思います。分からない事があれば自分で調べる、人任せにせず自分で行動する、決められた約束は必ず守るなど。簡単なようで出来ていない社会人はたくさんいます。考え方を意識するようになれば自分が次に何をすれば良いかが見えてくるはずです。(豊和株式会社)

デザインを考えるときに意識していることや大事にしていることはありますか。

着用者のご希望に添えているか、生産性はよいかなど、自分の思うデザインに対して、外側から見てどうかを考えるようにしています。(株式会社明石スクールユニフォームカンパニー)

弊社は直営店舗がありますので、販売スタッフがお客様の意見を直接吸い上げて、企画やデザイン担当にフィードバックし、商品化に活かしていくことも大切にしています。(株式会社ビッグジョン)

クライアントを尊重しながら自分らしさを盛り込んでいます。(有限会社ニイヨンイチ)

誰に / いつ / どんな場所で着用されるかをイメージすることです。対象の年齢層や場所の印象に相応しい見た目と、働く職種に必要な機能を備えているかを意識してデザインしています。(セロリー株式会社)

どんな人が企画職に向いていますか。

企画職に限らず、例えば、ジーンズをつくること、売ること、プロモーションすることなどいろいろな仕事がありますので、どんな仕事でもそれを突き詰めて行くことのできる方が求められていると思います。(株式会社ビッグジョン)

コミュニケーション能力が高い人、自分の意見が伝えられる人です。(有限会社ニイヨンイチ)

好奇心があり、日頃からファッショントレンドはもちろんですが、様々な情報を敏感にキャッチできる情報通な方です。特に弊社の企画は幅広いジャンルの企画をする必要があるので情報の引き出しが多くなければいけません。(株式会社アイムス)

企画する上で一番大事にしていることは何ですか。

商品を作る前に、マーケティングを十分に行っています。今当社に足らないもの、競合他社の商品やサービスとの比較、マーケットの動向などを踏まえた商品企画をしています。(株式会社ジョア)

着心地の良さ・他社メーカーとの差別化・価格帯です。(株式会社桑和)

独りよがりな企画をしない事が大事です。(株式会社襟立製帽所)

製品を縫製するときに一番重視していることは何ですか。

品質・生産性・納期に偏りが出ない事、売り価格によって品位に差をつけない事です。(菅公学生服株式会社)

地の目に気を付けています。地の目に対して膨らんだりだれたりするため、地の目をしっかり見て崩さないように縫製、アイロンをしています。(セロリー株式会社)

弊社は流れ作業でミシン縫製できる仕様になっていますが、売値に沿うお客さんに納得出来る品質で縫製が出来ているかを重視して縫製しています。(角南被服有限会社)

ご購入いただいたお客様に買ってよかったと思っていただけることです。(株式会社総社カイタックファクトリー)

繊維業の方々が店頭で商品を販売する人に求めることは何ですか。

デザインだけでなく、生地や縫製など作り手のこだわりをお客様に伝えて頂けると嬉しいです。(株式会社ベティスミス)

商品を買っていただいたお客様に幸せを感じていただくことです。(株式会社総社カイタックファクトリー)

店舗販売員はお客様個人に対面で接することのできる唯一の職種です。販売のプロとして作り手の想いを正しく伝えお客様に「感動」していただける接客術を磨き続けることが大切です。(株式会社ジャパンブルー)

ひとつひとつ、こだわり・コンセプトを持った生地作りをしておりますので、深くご理解をいただき、十二分に魅力をお伝えいただけたら幸いです。(クロキ株式会社)

アパレルブランドなどの立ち上げで必要なことを教えてください。

企画デザイン・縫製・販売など、どのような事業を行うのか、また将来の計画や資金計画など、具体的な事業計画をしっかり立ててください。同業他社や協力をお願いする会社など、地元のステークホルダーと良好な関係を築くことが大切です。(倉敷市児島産業振興センター)

どのような方にどのような製品を提案していくのかなど、ブランドのターゲットとコンセプトを明確にする必要があります。ペルソナ設定などしてみれば良いと思います。(株式会社アイムス)

ジーンズソムリエ資格を取得するのに最適な時期はいつですか。

就職に活かそうと思う場合は、就活の一年前の年。受験料の学割制度もあります。また、就職してからの取得でも良いと思います。試験は、毎年9月に全国5か所で実施しています。

産地からのエール

(オンラインツアーより)
01

(株)明石スクールユニフォームカンパニー

林 美沙季さん(デザイナー)
02

菅公学生服(株)

多賀 真幸さん(倉敷工場生産課)
03

(株)トンボ

小林 葉月さん(パタンナー)
04

(株)桑和

村井 宏さん(企画)
05

(株)ジャパンブルー

大地 優萊さん(縫製スタッフ)
06

(株)総社カイタックファクトリー

笹埜 侑花さん(管理開発)
07

(株)ビッグジョン

上原 裕太さん(販売スタッフ)

将来独立を目指す方へ

倉敷市児島産業振興センター児島デザイナーズインキュベーション

上田 剛久さん(センター長) 浦田晃太郎さん(UITU/代表デザイナー)
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